衝動型(レッド)

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歴史的にみると、衝動型(レッド)パラダイムは、人類にとって大きなステップだった。

今から約一万年前に最初の首長制と原始的な王国が生まれた。

自我は完全に目覚めており、人々は他者からも世界からも異なった存在として事故を認識している。

自我を意識して最初に感じるは恐れであり、「死」が初めて現実的なものとなる。

世界は危険で、力強さとたくましさがなければ自らの欲求を満たせない場所に見えている。

力こそがすべてで、他者より強ければ、自分の欲求を満たすことができる。

感情をまだ十分に抑制できないため、かんしゃくを起こしたり暴力を振るうことで自分の欲求を表現することも多く、たいていは他者の感情に気づかない。

ものの考え方は、「強い」か「弱い」か、「君の方法」か「僕の方法」か、といった白黒はっきりさせる世界観で成り立っている。

アメとムチのような単純な因果関係も理解されて、ごまかしや服従といった戦略で衝動をコントロールすることもあった。

他者と自己の区別ができるようになったため、「役割文化」、分業が可能となった。

組織は一人の長と多くの歩兵が存在するようになる。

衝動型(レッド)組織は、戦闘地域、内乱、破城国家、刑務所、治安の悪いスラム街といった敵対的な環境に非常に適している。

「今」が最も重要なので、計画や戦略は得意ではない。

新たな脅威や機会が現れると即座に反応し、冷酷に利益を求める。

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