今、体温測定は生活をしていくなかでよく見る光景になっている。
ではここで早速
あなたの体温は何度ですか??
次に
WHO(世界保健機関)が提示している平熱は何度ですか?
なんとなく、皆さん、熱と聞いて37.0℃以下なら平気と思われていますよね。
確かにその通りですが、日本人の平均体温はというと
「36.89℃」
これが日本人の平熱として言われています。
え?高くない?とか、まぁまぁそんなもんだよね。っていうような形で賛否両論だと思います。
体温もひとそれぞれですので、この値から「±0.3℃」幅があると思ってください。
36.5℃~37.1℃
この幅が平熱の値としてとらえてください。
本題
上記で平熱を知りました。だけど知っただけでは意味がありません。
自分の体温が何度か知りこれを36.8(±0.3)℃にもっていくことが必要なのです。
なぜ必要なのかというと、体温は免疫力と関係しているから!!
先ほどの、36.8(±0.3)℃は免疫に欠かせないミトコンドリアが活性化する体温として言われています。
免疫力が低下すると「風邪ひくよ」とか「病気になるよ」なんて言葉を口にしたり、耳にしたことがあると思います。
だからこそ自分の体温を上げる努力が必要ということです。
腋窩温(わきの下で測定)が36.8±0.3℃あると直腸温(腸の温度)が40℃以上でKEEPできると言われています。直腸温とは身体のなかで一番体温が高い部分であります。腸とは免疫に関与している臓器なので、体温は免疫力に関係しているということになります。
体温を上げるためには
※身体を冷やさない! これが重要ですよね。
冷やさないためにはどうすればいいのか。
- 白湯を飲む
- 運動する
- 電気系の暖房器具の使い方を見直す
白湯を飲む
白湯を飲み身体の中を温めましょう。
白湯には余分な物質が入っていないため、不純物をきれいに洗い流してくれる効果もあります。身体を温めることにより、血行や代謝を良くしてくれます。
まずは目覚めの一杯として、起きたら白湯を飲んでみましょう。
ここでは体温を上げる方法ですので、氷水の入った水は控えめましょう。そして、水を飲むときには常温で飲みましょう。お店でもらう水は氷なしで注文するよう心がけるといいと思います。
お店はなぜ氷水を提供するのか。
メリット:冷たい飲み物は胃を刺激して食欲促進を働かせる。
このような効果があるため、お店は氷の入った水を提供するということなんです。
運動する
有酸素運動をしていくということです。ウォーキングやジョギングなどを手軽に始めるということです。運動すると筋肉使って、熱を産生させるということになります。
週3日以上1回30分以上=1週間で100分以上
運動することが健康的な身体になると言われています。
身体が冷えると筋肉は固くなる
固くなった筋肉内を走る血管は押しつぶされて細くなる
血管が細くなると血流が悪くなる
血流が悪くなると・・・
というような悪循環になってしまい、手足の先が冷たくなったり、足のむくみが増えたりしていますよね。なので、有酸素運動することで、これらを解消させることができるため、できるだけ週3回以上の有酸素運動を心がけましょう。
電気系の暖房器具の使い方を見直し
体温にはリズムがあります。24時間ある中で体温は時間により変動しているということ。
誰もが経験ある話をすると
お昼ご飯を食べたら眠くなりますよね。または学生の頃、午後に保健室行って熱を測ったら高かった経験があると思います。
これはすべて体温のリズムが関係しているということなんです。
ここでは簡単に説明しますと
「早朝」「正午」「夕方」「深夜」の4つにわけます。
「早朝」最も体温が低い時間帯
「正午」徐々に体温が上がっていく時間帯
「夕方」最も体温が高くなる時間帯(夜の睡眠前って身体がポカポカしてますね)
「深夜」早朝にかけて体温が低くなっていく時間帯
これが体温の正常なリズムになっています。
ではここで、こたつや電気カーペット、電気毛布などを利用しているとしましょう。この暖房器具の特徴は一定の温度で温めらるということがメリットでしょうか。
暖房器具のメリットは一定の温度を使い続けることができるその反面、身体の体温はリズムがある。相違していることに気が付きます。
暖房器具は体温リズムの調整を阻害しているということになります。
なので、こたつで眠ってしまったりしたときは、翌朝、疲れ、だるさが残っていたり、汗がひどくかいている経験ってありますよね。
熱には産生と放散にわけられます。外部からの熱刺激により、身体は温められたら熱を逃がそうとする働きがあります。暖房器具のような一定の温度が当てられていたら、常に、熱を逃がそうとする働きが起こっているということになります。
なので、使い方の見直しが必要になってきます。タイマー設定がありますのでタイマーをうまく利用したほうが身体への負担は少ないということになります。
昔の人たちの暖房器具は「湯たんぽ」で暖をとっていました。これは画期的な道具であり、体温リズムにも適応した道具です。本当に素晴らしいものです。今でも利用されている方は多いと思います。
体温にはリズムがあるため、電気系の暖房器具の使い方を見直し、暖の器具を見なすことが体温調整に必要なことです。
熱産生:肝・脂肪組織での代謝、自律性調整、筋運動など
熱放散:環境温度、衣服、自律性調整、行動性調整
体温を上げたい人は上記の3つを意識して取り組んでください。
そして、免疫力を高めていきましょう。
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