◆ 朝は平気。でも立ち上がると頭が痛い…?
あなたはこんな頭痛に心当たりありませんか?
- 横になっていると平気なのに、起き上がるとズキズキする
- デスクワークが長くなると頭が重くなる
- 病院で「異常なし」と言われたのに、ずっと調子が悪い
- 首や肩のこりとセットで頭痛がやってくる
実はそれ、“脳脊髄液”の異常が関わっている可能性があります。
これまで「偏頭痛」や「緊張型頭痛」と思っていたものが、実は**“脳の水”に関係する頭痛**だとしたら──どう感じますか?
◆ 脳脊髄液(CSF)とは?体を守る“透明な盾”
脳脊髄液(Cerebrospinal Fluid:CSF)とは、脳や脊髄を取り囲んでいる透明な液体のこと。
この液体には、主に次のような役割があります。
- 衝撃から脳を守るクッション
- 栄養の運搬と老廃物の排出
- 脳の浮力を支える(脳を浮かせる)
- 自律神経やホルモンのバランス調整
1日に約500mlほどがつくられ、循環しながら吸収されています。
しかし、このCSFが何らかの理由で減ったり漏れたりすると、頭痛やめまい、耳鳴りといった症状が現れるのです。
◆ 低髄液圧症候群──気づかれにくい、もう一つの頭痛の正体
CSFの量が低下して起きる頭痛を、「低髄液圧性頭痛」または「脳脊髄液減少症」と呼びます。
このタイプの頭痛には、次のような特徴があります。
- 立つと痛い・寝ると楽になる(=起立性頭痛)
- 吐き気・耳鳴り・目の奥の痛み
- 集中できない・脳が“ふわふわ”している感じ
- 慢性的な疲労や不安感
交通事故やスポーツ外傷、医療処置(腰椎穿刺・硬膜外麻酔)などがきっかけとなることもあれば、はっきりとした外傷がなくても自然に発症することもあります。
◆ 「痛み=刺激」ではない。脳が作り出す体験としての痛み
私たちはつい、「痛みはそこに“ある”」と考えがちです。
でも、最新の脳科学ではこう言われています。
痛みは、脳がつくり出す“主観的な体験”である。
この考えは、「ペインマトリックス理論」という脳の痛み処理メカニズムに基づいています。
痛みは単なる神経の刺激ではなく、
- 過去の記憶
- 感情の状態
- 注意の向け方
- その状況の“意味づけ”
など、さまざまな脳の要素が合わさって**「痛みとして認識される」**のです。
◆ 認知神経理論から考える頭痛ケアのヒント
ここで登場するのが、「認知神経理論(Cognitive Neuroscience Theory)」に基づいたアプローチです。
この理論では、「体の感覚=脳の予測と解釈」だと考えます。
つまり、頭痛が起きるかどうかは「姿勢」や「動作」だけでなく、
脳がどう“理解”し、“意味づけ”しているかで変わってくるのです。
たとえば、
- 「この姿勢は危険だ」と思えば痛みは強くなる
- 「ここにいれば安心」と思えば体は緩みやすくなる
認知神経的セルフケアとは、“脳と体の関係性”を再教育するセルフケアなのです。
💻 パソコン作業と頭痛の意外な関係
デスクワークなどで長時間下を向いた姿勢を続けると、首まわりの筋肉がこわばり、脳脊髄液の循環が滞ることがあります。
この影響で起こるのが、緊張型頭痛や視覚過敏を伴う片頭痛など。
「なんとなく午後になると頭が重い…」という方、姿勢が原因かもしれません。
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また、頭が前に出る姿勢(ストレートネック)を予防し、脳への血流や脳脊髄液の流れをスムーズにする効果も。
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毎日の積み重ねが“脳の安心”を作ってくれます。
🧠 頭痛を防ぐのは「体勢」よりも「脳が安心する環境」
- パソコンを見続けても疲れにくい姿勢
- 作業の合間に、深呼吸と軽いストレッチ
- 香りや温度、光など“快”を感じられる工夫
あなたの体と脳が「安心できる環境」を整えていくことが、
**慢性的な頭痛の“根本ケア”**につながります。
◆ 自分でできること:頭痛と上手につき合うヒント
✅ 1. 「痛みを感じないポジション」を探してみる
横になった方が楽なら、遠慮なく体を休めてOKです。
✅ 2. 水分をしっかりとる+カフェインを少し摂る
髄液の生成には水分が不可欠。カフェインは一時的に血管を収縮し、痛みを和らげることがあります。
✅ 3. 頭痛日記をつけて「脳の意味づけ」を整理する
- いつ、どこで、どんな痛みが?
- どんな姿勢だと和らぐ?
- そのときの気分・思考は?
→ これだけで、自分の脳の“パターン”に気づけるようになります。
🛀 脳を休めるための“セルフリトリート空間”をお風呂で
私は温泉ソムリエの資格も持っています。
温泉に行くことはお休みの日にしかできないと思います。
しかし痛みを作っているの毎日の習慣でもあります。
そんな毎日の習慣の中に、自宅でもセルフトリートと空間を実現し脳を休めて欲しい。
痛みをつくっているのは、実は“体”だけでなく“脳”自身。
だからこそ、セルフケアで大切なのは「脳に安心を届けてあげること」です。
その意味で、お風呂は五感すべてで安心を感じられる空間なのです。
- 温熱によって緊張した筋肉がゆるむ
- 良い香りが脳に「安心」を伝える
- 湯に浮かぶことで、脳脊髄液の流れもスムーズに
そんな“癒しの時間”をより深めるために、入浴剤やアロマ、首まわりの温熱グッズを取り入れてみてください。
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🧠 痛みとの向き合い方が、“脳”から変わる
セルフケアは、「やり方」ではなく「感じ方」がカギです。
脳に安心を届ける体験の積み重ねが、痛みを“緩める方向”へ変えていきます。
あなたの脳と体が、今日も「大丈夫」と思える時間をつくってみてください
◆ まとめ:頭痛は、あなたの体と心からの“気づきのサイン”
ただの偏頭痛、肩こりからくる頭の重さ──
そう思っていた不調の裏に、「脳脊髄液」という隠れた要因があることも。
そして、痛みをただ抑えるのではなく、**“なぜ今その痛みがあるのか”**を自分の感覚で捉え直すこと。
それこそが、認知神経的セルフケアの核です。
脳と体の関係を見直すことが、あなた自身の治癒力を引き出す第一歩になります。
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